a)耕す
b)緑肥の根が腐って空いた穴を利用する/腐食を増やす
c)畝を立てる
d)縦穴を空ける
1)腐食とは?
動態的。
炭素と窒素の比率が約10対1。
2)腐食を作るために効果的なもの
植物系残渣(炭素と窒素の比率が約33対1)+動物の尿/人間の糞尿/海藻
発酵して酸性になると微生物の働きが鈍るので石灰・木炭などで中和する必要あり
スポンジを絞ったぐらいの水分量が必要
空気は堆積物の45-60cmの深さしか浸透しない
土壌中の腐食の量を増やすなら、緑肥作物が最大限成長するまで待つ必要がある
重い粘土質の草地で腐食生産を阻害するのは酸欠である→雨水は酸素の飽和溶液なので、水がしみこむところでは酸素が供給される
土壌の通気性を確保するために取り組むこと
①耕す
粘土質で緑肥すらも十分に育たない状況なので、最初は耕して空気を入れてあげて緑肥が普通に育つ環境を作ることが第一。
②縦穴を掘る
将来的に畝を作った時に畝間が交差する地点に縦穴を掘る。そこに木炭や植物系残渣を埋め込み、通気性を確保する。
③緑肥を植える
緑肥が育つ環境が作られたので、緑肥の根の力で深いところまで耕してもらう。地上部は刈り取った後、堆肥化させて再び畑に投入。堆肥化を畑の上で行うか、どこかにまとめて集約的に行うか、どちらがよいのかまだわからない。
④畝を立てる
腐食層が増えてきたら畝を立てて農地にする。これ以降は特に緑肥を植えることなく野菜と雑草の根と地上部によって腐食をさらに増やしていく。